W321take2new’s diary

どうでもいいようなことを、思いつくままに。

東京湾第三海堡遺構

東京湾第三海堡(かいほう)遺構は横須賀市夏島町にある。

海堡というのは、人工島に作った砲台のこと。

明治政府が東京湾に海堡を作る計画をし、第一と第二は千葉県富津沖、第三は観音崎沖に作った。

第三海堡明治25年に作りはじめ大正10年にようやく完成した。その間にどこかに攻めて来られなくて幸い。しかしようやくできて一安心したのもつかの間、大正12年関東大震災が起こり、施設の3分の1が水没、使い物にならなくなり、作り直すにも費用がかかりすぎるためそれもしないうちに大正14年陸軍からは除籍され、ただのガラクタになった。

そして東京湾の暗礁となり、甚だ邪魔なため平成12年から平成19年に引き上げ作業がなされ、ガラクタは横須賀市の所有となり、現在の地に展示されている。すかまち景観デザイン賞を受賞したらしい。本来は戦争に使うために作ったが地震でダメになり、海の中のガラクタだったものだが、それが景観デザイン賞とは、作ったときには景観もデザインもどうでもよかっただろうに。笑

↓石柱と説明看板。

↓説明看板。

↓石柱。

↓建物。

↓建物。

↓建物。

↓柵で囲まれている。

近くに案内所の小屋があり、パンフレットか何かを買うと柵の中に入れるらしいが、当日は小屋に誰もいなかった。

↓柵の間から。

↓建物。

↓建物。

↓これは向かいにあるアイクルという横須賀市の資源ゴミをリサイクルする施設。ゴミ収集車が連なって入って行った。

この施設を見て好戦的な気分になり、「ひとつロシアに制裁に行ってこよう」なんて思うと困るので、先にここを見た後に官修墓地に行って戦争に行くとだいたいこうなると現実を見て気分を落ち着かせてから帰りましょう。