W321take2new’s diary

どうでもいいようなことを、思いつくままに。

1月17日

神奈川県内を走る相模鉄道(相鉄)という鉄道がある。昔は神中(じんちゅう)線と呼ばれ、今のJR相模線もこの鉄道だったらしいがどういうわけかJRが国鉄時代にぶん取られたらしい。横浜~海老名間を走り、細々とやっていたようだがなぜか大手私鉄に含まれていた。それと不思議と黒字なんだよなぁ?真ん中あたりの二俣川という駅が運転免許試験場の最寄り駅だからかな?後にいずみ野線という支線を二俣川湘南台の間で敷いて行った。しかしいずみ野線はいつ乗っても空気輸送だ。いずみ野線にゆめが丘という駅があり、本線には希望ヶ丘という駅があり、受験シーズンになると『ゆめが丘~希望ヶ丘』の切符を売ったりしていたが今も売ってるのだろうか?

県内でおさまっていたこの小さな大手私鉄が、途中の西谷駅から新しく線路を敷いてJRに直通して埼玉県の川越まで行くようになった。さらに今年の3月には東急線にも直通してこちらはどこまで行くつもりなんだろう?東急東横線に入れば線路は日比谷線から東武鉄道にも繋がっているだろうから、湘南台東武日光行き各駅停車とか海老名発赤城行きとかも可能っちゃ可能なんだろうが?それを作って何の意味がある?ってヤツだろうな。

この会社も他の鉄道会社のように定期的な印刷物を発行しているが、この会社が出している『相鉄瓦版』というのは、いつも鉄道のことはほとんど書かれていない。

今回も話は食い物のことである。

↓相鉄瓦版。表4(後ろの表紙)は路線図。

その中から『赤いきつね』と『緑のたぬき』の歴史。

1953年、横須賀水産という会社が創業。築地市場で卸しをやっていたようだ。

1956年、魚肉ハム・魚肉ソーセージの製造を開始。会社名を東洋水産に改名。

ハム・ソーセージは夏場のもので、冬場向けに即席麺に着目『マルト印ラーメン 味付け』(マルトは○囲みの中に「と」の文字)が誕生。

味付けとわざわざ言ってるところを見ると、その頃はラーメンに味がついてることが画期的だったのだろうか?

1962年、マルト印からマルちゃんマーク考案。

↓1963年、業界初の和風袋麺『たぬきそば』発売。

和風の袋麺は日清じゃなくてマルちゃんが業界初なんだ。

↓1975年、『カップきつねうどん』(左側)、『カップうどんきつね』(右側)発売。

左側の縦型が関西向け、右側の丼型が関東向けだったそうだ。これらは業界初のカップ入り即席きつねうどんでブームとなり、他社からも競合商品が出された。

そこで新たに商品を開発し、味の改良とカップの形状などブランドの統一感を考え、カップは丼型、テーマカラーを赤に設定。

↓開発段階では当初、商品名は『熱いきつねうどん』の予定だった。

熱いきつねうどんじゃ当たり前のようだが、ちまたには冷たいきつねうどんもあるが、あの麺じゃ冷たいうどんはうまくないだろうな?

↓1978年、パッケージに合わせて商品名に赤を取り入れ、『赤いきつねうどん』発売。

武田鉄矢出演のCMの「戦車がこわくて赤いきつねが食えるか!」というセリフのインパクトもあり、大ヒット商品となる。

ウクライナであのCMを流して救援物資として送れば、戦争終結後にウクライナとロシアで大ヒットしそうだな?

↓1980年、『緑のたぬき天そば』発売。

パッケージは赤いきつねを踏襲、赤の補色であり、ルーツとなる袋麺の『たぬきそば』でも使用の緑をテーマカラーに。

↓現在の『赤いきつね』と『緑のたぬき』。

神奈川県ではどちらが人気か?

関東地方だからそばのほうかな?とも思うが、『赤いきつね』のうどんのほうだそうだ。

現在は4つのエリアごとの味のものを販売しているらしい。

東日本向け、西日本向け、北海道向け、関西向けとあるらしい。西日本向けと関西向けで別なんだな。

西日本向けはコンブだしとカツオ節ベースに煮干しなどを加え、淡口しょうゆですっきりとした味。

関西向けはウルメイワシを加えているそうだ。

でも関西や北海道などは地元の味以外は受け付けない風潮があるのかもしれないが、今は逆に関東特に東京なんかはよその味付けを珍しがって食べたり有難がって食べたり、うどんなどは関西風とあると喜んで食べたりしている。業者がやってる社食や学食などでは関西風うどんなんていって売っているが、関東で関西向けが案外売れたりするんじゃない?